すみません。
私生活に忙殺されて
ダイナミックに更新を停滞させておりました。
この間も色々いろいろイロイロ・・・
ありまして、
順次発信させて頂ければ幸いです。
さて、今回は前回の出産話のおまけと言うか
出産直後の出来事です。
指の感覚がなくなるほど踏ん張った私ですが、
後産の後に担当の若い助産師さんに
トイレに行かないか?
と言われました。
確かに長時間トイレに行っていないが
正直歩ける気がしない。
分娩室の隣につながるように
トイレが設置されていました。
さあ、どうぞ、と言われて
抗う気力もないまま朦朧とした意識でトイレへ。
まだ足がまともに閉じれない、
変な蟹股状態でゾンビのように歩く私。
ふらふらとしながら便器に座るも
完全に鬱血して腫れまくってる股間では
モノが出ているのかどうかも感覚が分からない。
そう思っているうちに
気持ちが悪くなってきた。
貧血を起こしたらしい。
「大丈夫ですかー?
気持ち悪いですかー?
立てますかー?」
等と矢継ぎ早に聞いてくる若い助産師さん。
「・・・気持ち悪いです」
と、完全に俯いて答える私。
「取り合えず立ってみましょうか?」
「・・・すみません、たてません・・」
「どうしたの!?」
向こう側でベテランの助産師さんの声がしました。
「車椅子下さい、立てないそうで!」
若い助産師さんが叫びました。
程なくして俯いて床を見ている私の視界の
片隅に車椅子が運ばれてきました。
「小走りさん、支えますから一旦車椅子に!」
無理やり私の体制を起き上がらせようとする
若い助産師さん。
そうまでしてトイレに行く理由って・・・
と、回らない頭でふんわり考えていた所から一瞬暗転。
次に目に入ってきた光景は死体が引きずられて
そのあとに血糊が引きずった後に残る
殺人現場のような映像でした。
私は貧血で気を失い、
起き上がらせようとした助産師さんに倒れこんだようです。
つまり、
貧血で気を失う
↓
助産師さんに倒れこむ
↓
他の助産師さんも集まる
↓
気を失った私を引っ張りながら運ぶ(今ここ)
私はそのまま両腕を引っ張られ、
両足を引きずられて再び分娩室へ。
服の色が違うERの女性の看護師さんも
わらわらと来てストレッチャーを用意。
医療ドラマで看護師さんがよくやってる
「1,2,3、はい!」
のタイミングで体が持ち上がっていました。
若い助産師さんはこの時私の
血圧を測ろうと計測器を出していて
「こんな所でバイタルが安定するわけないでしょ!」
と、ベテラン助産師さんに
叱り飛ばされていました。
生まれたての我が子も一緒に
病室に収納され、午前3時頃、
ようやく私の長い長い1日が終わりました。
後から、私の出産は通常より
出血がかなり多かった事が分かりました。
(母子手帳に出血量が書いてあった)
通常500ML以下で正常、それ以上だと異常だそうです。
私は650KLと上限を結構な量でオーバー。
そのタイミングで立ったりしたら
そりゃ倒れるよね・・・。
申し訳ないけど、
助産師さんはやっぱり
ベテランの人が絶対良いと
心の中だけで深く思いました。
因みに私が気を失った瞬間も
立ち合いだった旦那は分娩室にいたので
この光景を見た時
「え!いきなり父子家庭!?」
と、私の死を本気で覚悟したそうです。
因みに因みに、
管子で分娩補助って通常分娩ではないようなのですが
母子手帳には通常分娩って記載があります。
今更ですが、私は異常分娩の部類に入っていたのでは?
と思います。
ただ、どこにも管子が使われた記述が
母子手帳にはありません。
既にペペは2歳10か月。
病院相手に蒸し返すこともさすがにしませんが
異常分娩だったら保険適用内だったなー、
と悔しい気持ちになっております。。